アカンプロサート

アカンプロサート

お酒を飲みたいという欲求を抑制するために販売されたアカンプロサートは、すでに欧米をはじめ、世界24ヵ国で販売されていましたが、国内では未承認のもので、2010年5月に厚生労働省から開発要請を受け、日本初の飲酒欲求を抑える薬剤が販売されました。
アルコール依存では、脳内の興奮性神経であるグルタミン酸作動性神経の活動が亢進し、興奮性神経伝達と抑制性神経伝達の間に不均衡が生じると考えられています。この薬は、グルタミン酸の受容体のひとつ‘NMDA受容体’に作用し、興奮性のグルタミン酸作動性神経活動を抑制します。
その結果として、アルコールへの依存が軽減し、飲酒欲求が抑制されるものと推察されます。
アカンプロセート(又はアカンプロサート、N-アセチルホモタウリン) は日本国内では2013年から日本新薬株式会社よりレグテクトの商標名で発売され、海外ではCampral、の商標名で販売されているアルコール依存症の治療薬です。 中枢神経系に作用して、飲酒欲求を抑える作用があります。

詳細

レグテクトのジェネリック医薬品である「アカンプロサート」の主成分はアカンプロサートカルシウムという成分で、中枢神経に直接作用することで、グルタミン酸作動性神経の働きを抑制し、飲酒の欲求を軽減します。
また服用中に飲酒をしても不快の原因となる副作用はあまりなく、お酒を飲みたいという気持ちを抑制し、一から禁酒したい人に向いているというよりかは、ある程度断酒が出来ている人に効果が得られます。
ほかの抗酒薬と併用し、使い分けたりすることを推奨していて、飲酒要求をあくまでも抑える薬であり、急性期の解読薬ではありません。
また寝酒が止められない人にも効果的です。
寝酒はくせになるとアルコール依存症に繋がる原因の一つになるので、寝る前の飲酒を止められない人は服用することで欲求を抑制いたします。
飲み方
  • 1回2錠(666㎎)を目安に1日3回、食後に水と一緒に服用してください。
  • 服用期間は原則として24週間。
副作用
  • 下痢、眠気、腹痛、嘔吐、頭痛など
  • 重大/アナフィラキシー、血管浮腫が現れる場合もあります。


アカンプロサート

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もう一度自分がアルコール依存症かどうかをしっかり判断しましょう。

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