「二日酔い」とはどういう状態を指すのでしょうかか。また、悪酔いと二日酔いとはどうちがうのでしょうか。

「宿酔」「二日酔い」というのは、ほんらい、禁酒の影響が翌朝まで残っている状態です。これにたいして「悪酔い」とは、酔って頭痛や吐き気をおこすことで、両者ははっきり区別されます。

しかし、実際にはこの両者の合わさった状態を、いわゆる「二日酔い」と考えてよいでしょう。したがって、「二日酔い」の症状としては、頭重、悪心、嘔吐、めまい、顔面蒼白、ひん冷や汗、頻脈、心悸亢進(どきどき)、全身の倦怠感などの身体症状のほかに、地獄にでもめいりこむような「二日酔い」に独特の虚無感がともないます。