症状
手のひらや足の裏だけにうみをもった膿疱ができる皮膚炎で、かゆみを伴うことが多い。最初はみず虫のような水疱ができるが、みず虫と異なり、1日程度で膿疱に変わること、指の間にはまずできないこと、たいてい両方の手足にできることなどに特徴がある。
膿疱は3~4日で乾燥して褐色になり、1週間ほどで皮がむける。ただこれで治るわけではなく、次つぎと膿疱ができて広がっていく。
原因
原因はほとんど不明だが、慢性扁桃炎や中耳炎、歯や歯肉の炎症などの感染病巣があるとこの病気にかかりやすいとされている。
治療
副腎皮質ホルモン剤の塗布や、その上からラップでおおう密封包帯法のほか、ときには紫外線照射による治療が行われる。膿疱があるときは、足がむれないようにしたり、入浴時には石けんの刺激をできるだけ避けるなどの注意が必要である。