早漏(インポテンス)

男女の違いにかかわらず、性的な満足度は性交がスムーズにいき、肉体的ばかりでなく、感情のたかまりをいかに共有し、分け与えられるかによって決まってくるものである。

とくに男性の場合は、性欲を感じてから陰茎の勃起という過程を経るだけに、性交による満足感は感情によるところが大きいといえる。

男性における性交とは、性欲→勃起→陰茎挿入→精液の分泌→射精→勃起の消失という一連の過程を指しており、この過程が正常に進めば、性的には健康な状態ということができる。

したがって、このなかの何かが欠けていても異常ということになるが、決して器質的なことばかりが原因となるわけではない。ただ、何かの原因によって勃起しなかったり(インポテンス)、勃起してもすぐに射精する(早漏)ようでは性的な満足感は得られないうえにひいては夫婦関係にも影響しかねない。

インポテンス(勃起不全)や早漏など、男性特有の性交不能の諸症状を性交不能症と呼んでいるが、インポテンスは外傷が原因となって、陰茎につながっている神経が切断されたときにも起きることがある。しかし、ほとんどの場合、精神的な悩みやストレスが原因となっているので、内因的な治療をいかにするかが決め手となる。

早漏h3>
正常な性行為ができても、陰茎を挿入する直前に射精してしまったり、また挿入できたとしても短時間で射精が終わってしまうのが早漏で、女性の性的な満足を得られないばかりか、男性が性的に自信喪失してしまい、はてはインポテンスに至ることもあるので、早めの改善が望ましい。とはいっても、挿入できた場合の勃起から射精に至る持続時間は、人それぞれであり、その基準はない。ただ比較的性交の経験が少ないうちは、早漏になりやすい傾向があるが、慣れてくるにしたがって勃起の持続時間も長くなり、早漏は改善されてくるものである。
一般に、早漏は包茎の人に多くみられる。また、早漏とは反対に、挿入しても持続時間が長すぎたり、射精しないこともあるのが遅漏である。

原因

器質的には後部尿道に病気をもっている場合になることもあれば、亀頭部が包茎のために包皮におおわれ、敏感になっている場合も早漏になりやすい。しかし、最も多いのが精神的なものや後部尿道が過敏なためである。

治療

心理的なことが原因で射精を抑制できず、それが長期間続くような場合には、精神科または泌尿器科に相談するとよい。代表的な治療法としてシーマン法がある。

これは陰茎が刺激を受けて勃起、すぐに射精するという早漏の性格を逆に利用したもので、手淫で勃起させ、射精しそうになったら手淫をやめ、陰茎が弛緩したら再び手淫して勃起させるという行為を繰り返すことによって、勃起の持続時間を長くするという訓練法である。
患者自身で訓練するのもよいが、できれば妻の協力で乳液などを利用して実際の感覚に近づけるような工夫があると、効果がある。

インポテンス

インポテンスとは性欲、勃起、陰茎挿入、精液の分泌、射精、勃起の消失という一連の性的行為のうち、どこかに障害があるために完全な性交ができない状態をいう。

ただ最近ではもっと狭い意味で、陰茎が十分に勃起しないために睦内に挿入できないか、または挿入しても勃起を維持できない状態を指すようようになってきた。ある年齢になると、陰茎の勃起が十分でなくなる人もいるが、これを男性ホルモンの低下が原因と簡単に解釈することはできない。

肉体的、精神的な過労や性環境などによっても起こるからで、原因を探るためにはある程度経過をみていく必要がある。

原因

インポテンスは、勃起能力は正常なのに勃起できない機能性インポテンスと、身体的障害があるために勃起できない券質性インポテンスに分けられる。

従来は機能性が多いとされていたが、最近の研究では約70% は器質的な原因で起こるとされている。機能性インポテンスには、精神病や薬剤の使用が療困になる場合もあるが、最も多いのは心因性のもので、最近では男性側の性的経験の不足による新婚インポテンスが増えている。

本人の生活感や家族観、育った環境のほか、本人や配偶者の性格など複数の要因がからみあって起こると考、えられる。器質性インポテンスは、糖尿病や腎臓病、慢性前立腺炎などのほか、外傷や手術、神経の障害、血管の病気による陰茎の血流障害などが原因となる。

診断と治療

原因が機能的なものか器質的なものか、問診や各種の専門的な検査により診断される。機能性インポテンスの場合の治療には、性環境の改善や性的教育のほか、心理的な原因を究明して、それを除去することが重要となる。そのためには専門家のカウンセリングを受けることが望ましい。

また、必要に応じてバイアグラなどの薬物療法が用いられる。一般的な注意としては、深酒や過労、ストレスを避け、規則正しい生活を心がけることが大切である。

器質性インポテンスでは、原因となっている病気などの治療が優先されるが、それでも改善が望めない場合は、勃起補助具の装着や手術など特別な治療が行われる。ただしこの場合は保険診療は適用されない。

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