子供には財産を残さない

親が「もうお手上げ」というメッセージを明確に伝えれば、子どもにはなんらかの葛藤が生じるでしょう。「オレはなんのためにネットとゲームばかりしているんだろう?本当はなにをしたいんだろう? 」と否が応でも考えると思います。

そこからすべてがはじまるのです。親が3食昼寝つきの環境を与えていたら永遠になにも変わることはありません。「この子にお金を残して死んだら、なにをするかわからない」と心配になったとしたら、貯金をすべて使い切るか、遺言書をつくって慈善事業へ全額寄付してから死んでください。

親は「自分たちがいなくなったら、まともに働いた経験がなく生活力がない子どもは無一文でどうなるのだろう」と不安になるでしょうが、子どもが困り果てて周囲に「ごめんなさい、なんとかしてください」と本気で頼めば、生活保護で最低限の生活は保障されるのが、よくも悪くもいまの日本社会ですから心配はいりません。

国内でテロや内戟が続いて生存が脅かされている国では、ネットにもゲームにも依存している場合ではありません。そういう意味ではネットやゲームへの依存は、国が平和で余裕があるから起きる障害だといえます。しかし、それを「平和ボケ」「贅沢病」と非難するのは間違いです。

依存症がない国は、裏を返すと国民に自由がない独裁主義国家ですから、自由を保障する民主主義を標模する国では依存症が生じるのは当たり前。そのために生活保護を使うのは、民主主義社会が払うべき最低限のコストなのです。

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