ノックビン 飲酒したら どうなってしまうの? ノックビンを服用中に飲酒すると、体内で非常に不快な症状が引き起こされます。これは、ノックビン(有効成分:ジスルフィラム)が、アルコールの代謝を阻害する作用を持っているためです。
ノックビン 飲酒したら どうなってしまうの?
ノックビン服用中に飲酒は絶対NG!その理由と、体に起こる恐ろしい変化とは?
アルコール依存症の治療薬として用いられる「ノックビン」。断酒をサポートする重要な役割を持つ薬ですが、服用中に飲酒をすると、体に激しい不快症状が引き起こされることをご存知でしょうか。
なぜ、ノックビンとアルコールを併用してはいけないのでしょうか?ここでは、その仕組みと、飲酒によって体に一体何が起こるのかを、具体的に解説します。
ノックビンの作用機序
アルコール(エタノール)は、体内でまず肝臓によって「アセトアルデヒド」という有害な物質に分解されます。このアセトアルデヒドは、さらに「アルデヒド脱水素酵素」によって、無害な「酢酸」に分解されます。
ノックビンは、この「アルデヒド脱水素酵素」の働きを邪魔します。その結果、飲酒するとアセトアルデヒドが体内に蓄積され、強い不快症状(アセトアルデヒド中毒)を引き起こすのです。
飲酒によって現れる具体的な症状
ノックビンを服用中に飲酒すると、個人差はありますが、以下のような症状がすぐに現れます。
- 顔面紅潮(顔が赤くなる)
- 熱感
- 頭痛
- 吐き気、嘔吐
- 動悸、頻脈(脈が速くなる)
- めまい
- 呼吸困難
- 血圧の低下
これらの症状は、お酒に弱い人が飲んだ時のような「悪酔い」の状態を意図的に引き起こすことで、飲酒を避けさせるためのものです。
注意すべきこと
- 飲酒欲求を抑える作用はない: ノックビンは、飲酒したいという気持ちを直接的に抑える薬ではありません。あくまで、「飲むとつらい症状が出る」ことで断酒を促すための薬です。
- アルコールは身近なところにも: 飲酒だけでなく、アルコールを含む食品(奈良漬け、ウイスキーボンボン、酒粕など)や、アルコール入りの医薬品、さらにはアフターシェーブローションなどの化粧品にも注意が必要です。
- 効果の持続性: ノックビンの効果は服用後数時間で現れ、服用をやめてからも数日〜2週間ほど持続します。そのため、服用を中止したからといってすぐに飲酒するのは危険です。
- 必ず医師の指導のもとで: ノックビンは医師の処方箋が必要な医薬品です。必ず医師の指導に従って服用し、飲酒は絶対に避けてください。また、肝機能障害や心臓病などの持病がある人には使用できない場合があるので、自己判断での服用は厳禁です。
ノックビンは、アルコール依存症の治療において、心理的な飲酒の断念を促す重要な役割を果たします。しかし、それはあくまで適切な医療指導と、患者本人の強い意思があって初めて効果を発揮するものです。


