非内因性うつに薬は効きにくい

欲望がはっきりしないのに自分探しをしても、なにかが見つかるわけがありません。
「これは自分には合わない」「これもなにか違う」ミスマッチを繰り返していると誰
でも気分がうつうつとします。そうやって「ネガティブ思考になる」「朝起きられない」
という状況に陥ります。

そういう状態で精神科クリニックを受診して、「仕事がつらいです」「なにをしても
張り合いを感じられません」などと訴えると、「それはうつ病だから、薬を飲んで2
ヶ月くらい休みましょう」などと診断されます。
医師から診断書を書いてもらい、いったん休養すると復活したように思えます。

そして、今度こそ自分の好きなことをやろうと張り切って自分探しをはじめるのですが、
再び生きる目的が見当たらないという課題にぶつかります。

そして2ヶ月ほどたつと、また気分がうつうつとしてきて、精神科クリニックに逆戻り。病気療養継続2ヶ月という診断書をもらう… 。

この繰り返しで非内因性うつが形成されていきます。非内因性うつは、うつ病の薬を飲んでも、内因性うつのような効果はありません。

非内因うつでも脳のエネルギーは減っていますが、それは自分探しをしてもやりたいことが見つからないから結果的に落ちているだけ。

脳のエネルギーの涸渇がうつ病発症の本当の原因ではなく、欲望がはっきりしないことが原因なのです。

医師もうつ病と診断した以上は治療薬を出さないと格好がつきませんが、抗うつ薬は一度飲み出すとやめにくく、いまあちこちで問題になっています。

効果が出るまでに一定の時間がかかる – うつ病

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