ギャンブル依存症とは

【完全版】ギャンブル依存症 治し方 : 専門機関への相談から回復までの道のり

ギャンブル依存症 治し方

【完全版】ギャンブル依存症 治し方 : 専門機関への相談から回復までの道のりを紹介します。

ギャンブル依存症 治し方

ギャンブル依存症は、個人の意思の弱さではなく、専門的な治療と支援が必要な「病気」です。この完全版記事では、回復への第一歩となる専門機関への相談から、具体的な治療プログラム、自助グループへの参加、家族の関わり方、そして金銭問題の解決に至るまで、ギャンブル依存症を克服し、安定した生活を取り戻すための具体的な道のりを網羅的に解説します。

治し方がわからず悩んでいる方、支えるご家族の方へ、希望へとつながる道筋をお届けします。

ギャンブル依存症は、意志の弱さではなく、適切な治療が必要な病気です。回復への道のりは一人ひとり異なりますが、専門的な支援を受けることで改善に向かうことができます。

1. 治療の第一歩:回復の必要性を自覚し、専門機関へ相談する

相談の重要性

  • 本人が回復の必要性を自覚するまでには時間がかかることが多いです。
  • まずは周囲の方が専門の機関に相談し、適切なサポートの仕方を知ることから始めましょう。
  • ギャンブルを繰り返すことは、脳の報酬系と呼ばれる回路に影響を与えているため、「やめられない」状態は単に「意思が弱い」ということではありません。

主な相談先

  1. 精神保健福祉センター
  2. 保健所
    • メンタルヘルス、医療、福祉など幅広い相談に対応しています。
    • 依存症については家族からの相談も受け付けており、保健師・医師・精神保健福祉士などの専門職が対応します。
  3. 専門の医療機関(精神科、依存症専門クリニックなど)
    • 診断と治療プログラムの提供を受けます。

2. 治療の具体的な内容とプログラム

ギャンブル依存症の治療は、主に心理社会的アプローチが中心となります。

専門の医療機関での治療

  • 外来治療:継続的なカウンセリングや集団療法を行います。
  • 入院治療:ギャンブルから完全に離れた環境で集中的な治療プログラムに取り組みます。
  • 集団療法(グループセラピー):
    • 10人程度のグループで経験や考えを語り合い、自分のことを振り返ります。
    • 他者の話を受け容れ、共感してもらう経験を通じて回復を目指します。

セルフケアと再発防止のための工夫

  • 標準的治療プログラム(例:STEP-Gなど):
    • 生活リズムのチェック:1週間の生活リズムを確認し、暇な時間やギャンブルの再発の危険が高い時間を振り返ります。
    • 渇望(ギャンブルをしたい気持ち)の記録:「ギャンブルをやりたい」と思った時間に印をつけ、どのような状況でどんな考えが頭に浮かんできたのかをメモし、対策を練ります。

3. 回復への継続的な道のり:自助グループと再発防止

自助グループへの参加

  • 自助グループ(GA:ギャンブラーズ・アノニマスなど):
    • 同じ問題を抱える当事者が集まり、相互に支えあう場です。
    • 経験や悩みを語り合うことで分かち合い、問題解決のヒントを得ることを目指します。
    • 住んでいる地域での開催情報は、自治体や精神保健福祉センターなどで問い合わせることができます。

回復と再発防止

  • 目標設定:小さな目標を設定しながら、ギャンブルをしない生活を続けるよう工夫します(例:「まずは今日一日やめてみましょう」)。
  • 回復支援施設:自助グループや回復支援施設に相談することも、回復を支える重要な要素となります。

回復への道のりは長期間にわたることもありますが、専門機関への相談や自助グループへの参加を通じて、「回復」、そして「再発防止」へと着実につなげていくことが可能です。

主婦にも多い現実逃避型

若者に多い「将来展望喪失型」を紹介しましたが、非正規雇用は全雇用者の38 % にも及び、男性の非正規雇用の平均年収は168万円、月収は14万円ほど です。

月収14万円のフリーターが稼いだお金を全部ギャンブルに使って達成欲と現実逃避欲が得られたとしても、その対価として月々10万円も差し出すくらいなら、もっと他に安価で合理的な現実逃避のための手段はあるでしょう。

例えば、好きなゲームや漫画本を大人買いして、その世界にどっぷり浸るという手もあります。ゲームや漫画本を大量に買って楽しみ、飽きたらインターネットのオークションサイトなどで売って、次の軍資金に充てるということを繰り返していくのも一手です。
ゲームや漫画本の大人買いにしても、月々10万円もいらないでしょう。月収14万円なら残り4万円は将来のために貯金をしたり、パラサイトしている親に食事代として渡してあげたりすることができるようになります。

そして、若年層以外にも、主婦が現実逃避欲でギャンブルに依存するケースも少なくありません。夫とのすれ違いや子育てのストレス、姑との軋轢などから一時でも逃れたいという一心で、ギャンブルに逃避するのです。
こういう主婦にも、ギャンブル以外で現実逃避できるものを考えなければいけません。カラオケや通信講座もいいですし、市民講座やカルチャーセンターに通ったり、余暇を活用してボランティア活動をしたりするのもよいでしょう。とにかく、他に夢中になれるものを探してみましょう。

勝った!オレって天才 にいくらお金をつぎこむのか

ワークシートでは「ギャンブルの目的=欲望」を重要な順番に並べてもらいます。

欲望が複数あり、たとえば、第1位が勝利欲、第2位が金銭欲、第3位が名誉欲だったとします。その場合はいちばん求めたい欲望、優先順位の高いものだけに狙いを絞ってギャンブルをしてもらいます。

勝利欲なら勝利欲、金銭欲なら金銭欲、名誉欲なら名誉欲をとことん追求してギャンブルをしてもらうのです。金銭欲に徹するとたいていプラスマイナスゼロくらいで収まるのですが、勝利欲や名誉欲を追求するためのギャンブルだと結果的にマイナスが多くなります。

あらゆるギャンブルは勝つ確率よりも負ける確率のはうが高いもの。そうでないと、ビジネスとして成り立ちません。仮にあるギャンブルに勝つ確率を10分の1 とすると、残りの10分の9 は負けてしまうわけですから、勝利欲を満たすためには結果的にマイナスが多くなるに決まっています。

つまり勝利にこだわるギャンブルでは、金銭的な損失が大きくなると覚悟するしかないのです。ただそれがいちばんの楽しみなら仕方ありません。週2回、1回1万円の軍資金でパチンコ店に通うとしたら、かかるコストは月8万円です。

そのうちの1回くらいは勝つ喜びを味わえるでしょう。それに感謝できるかどうかです。依存症の人は毎日ギャンブルをしようとしますが、勝つ喜びを得たいがためにギャンブルをするなら、それを月1 回ペースで味わえばいいと割り切るしかありません。

10回に1回しか勝てないのだとしたら、毎日通っていたら返済できない借金を背負い込むのが明らかだからです。求めたいのが勝利欲や名誉欲だとしたら、そのためにつぎ込める自分の小遣いを考えて通う回数をセーブすべき。結果的につぎ込んだお金は全部消えてしまって金銭欲は満たせませんが、その人にとっては金銭欲より勝利欲や名誉欲のほうが大事であり、レジャーであり道楽になっているのですから、なんの問題もないわけです。

酒好きでスナック通いが習慣になっている人も1回1万円前後はかかりますから、ギャンブルで1回1万円を失うのはさしたる問題とはいえません。ギャンブルで純粋忙勝つ喜びと名誉を味わいたいのだとしたらそれだけに徹するといいのですが、少し考えると勝利欲や名誉欲を味わうための必要資金としてはお金がかかりすぎていると気がつきます。

そこでこちら側から「もうちょっと安い資金で同じ感覚を味わえませんか」という疑問をぶつけます。「勝った! 」「やった! 」「オレはやっばりすごい! 」という勝利欲や名誉欲を味わうため、毎月8万円もかけているのは多すぎませんかという結論です。