大脳の言語中枢神経に異常が起き、言葉を話すことができなくなる病気。単に言葉を話せなくなるだけでなく、文字を書く、言葉を理解するといった機能にまで障害が起きることが多い。

治療のためには、長期間にわたる組織的な言語訓練が必要になる。また精神の発達の遅れや聴覚障害、発語器官の障害などによって、子どもの言語発達が遅れることがあるが、この場合には重大な病気が原因になっていることが多いので、医師の診察を受けなければならない。

このほかの言語障害としては、言葉がつかえたり、同じ発音を繰り返すといったケースがある。こうした場合は精神的な要素が大きく影響しているので、会話の訓練とともに、心療内科などによる精神的な治療を行うと効果的である。