咽頭の奥にある喉頭が炎症を起こしたもので、声がれ、せきなどが症状として起きる。急性喉頭炎と慢性喉頭炎がある。

急性喉頭炎

症状と原因

声がれやせき、また、のどがいがらっぽく感じ、声が出しにくくなる。症状が進むと、喉頭、声帯が赤くはれてくる。原因のほとんどはかぜによるものである。

治療

かぜの対症療法を行い、なるべく声を出さず、蒸気吸入をして症状をやわらげる。

慢性喉頭炎

症状と原因

声がかれ、声が出しにくくなるのがおもな症状。声をよく使う歌手や政治家、またはバスガイドなどに起こりやすい病気であることからもわかるように、声帯の使いすぎによって声帯の粘膜が肥厚し、振動しにくくなったために起きるものである。

治療

喫煙など、のどに直接刺激を与えるものはやめ、発声も制限して、吸入や薬による治塘を行う。