中耳内にある耳小骨のひとつ、アブミ骨の硬化によって難聴となる病気。

症状

日本人には珍しい病気だが、遺伝的要素が強いといわれ、思春期に難聴となって発病することが多い。はじめは伝音系難聴で、しだいに感音系難聴に変化していくのが特徴。

原因

耳に入ってきた音は中耳内の鼓膜を振動させ、その振動を内耳の蝸牛に伝えているのが耳小骨である。この耳小骨は3つの骨でできているが、蛸牛とくっついているアブミ骨の接触している部分がかたくなり、振動がうまく伝わらなくなった結果、起きる。

治療

聴力検査をして診断し、伝音系難聴のときなら手術で回復する。手術はアブミ骨を取り除いて、そのかわりに人工的なアブミ骨に入れ替える。

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