脳卒中

脳卒中は、脳の血管障害によって生じる病気が原因で、突然意識障害や手足の麻痺をきたした状態を指すもので、正確には症状であって病気ではない。
脳卒中をきたす病気には、脳出血や脳梗塞(脳血栓・脳梗塞)、くも膜下出血、一過性脳虚血発作、高血圧性脳症などさまざまなものがあり、それぞれ血管のおかされ方や部位が異なる。なお、ここでは、そのうちでも発病率の高い脳出血と脳梗塞について説明する。

症状

突然の意識障害、手足の麻痺という脳卒中の特徴的な症状を示す。脳出血と脳梗塞、あるいは脳血栓と脳塞栓では若干の違いがある。
脳出血活動時に突然起きることが多く、意識障害や手足のまひなどは急速(たいてい数時間以内)に進行する。ただし出血の度合いが小さいときには症状は軽く、脳梗塞と間違いやすい。
また、しばしば前ぶれとして頭痛を伴う。

脳梗塞脳血栓は安静時に起きることが多く、意識障害は発作のときにはみらわれず、あっても軽い。これは前ぶれとなる頭痛についても同様である。麻痺の進み方は進行と安定が交互にくる階段状のことが多い。
また一過性脳虚血発作による一時的な意識障害や麻痺が、神経症状としてあらわれることがある。

一方、脳梗塞は脳出血と同じく、突然発病する。そして意識障害を除く神経症状(視力・言語障害など)は、症状があらわれた時点で起こる。

原因

脳出血は脳の血管が破裂して血のかたまりができ、脳の組織が破壊される。一方、脳梗塞は脳の血管がつまってそこから先に血液がいかなくなり、脳の機能が働かなくなるもの。
脳出血脳出血の原因としては高血圧が最も多い。高血圧によって血管壁が弱くなり、血圧に耐えきれずに破裂するためで、最大血圧が180mmHG以上の人に起きやすい。

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また出血は小動脈にとくに起きることが多い。そのほか脳の動脈・静脈奇形や頭部外傷、白血病など出血性の病気、脳腫瘍などが原因となることもある。
脳梗塞の動脈硬化が進んで血管が狭まる場合と、心臓などほかの臓器から血液によって運ばれた血のかたまりや異物が脳の血管に詰まってしまう場合の2つのケースがある。前者が脳血栓であり、後者が脳塞栓である。

検査と診断

症状をみただけでは、脳出血か脳梗塞かを判断しにくいことが多い。また脳腫瘍や白血病など、さまざまな病気が原因として考えられるので、C T検査など全身の精密検査が必要である。

治療

発病直後は脳浮腫があらわれ、それが脳幹部を圧迫して生命を失うこともある。したがって、まず頭部を冷やしたり薬物を用いるなどして、脳浮腫をとる。また脳出血では止血剤で出血を止め、脳梗塞では抗凝固剤で血液が固まるのを防ぐといった、まったく逆の治療を行うので、専門医の治療が望まれる。そのほか意識障害の強い場合には、気道確保の処置をしたうえで酸素テントで治療を行う。なお症状が一定以上重い場合には、手術を行う。

予後とリハビリ

現在では治療技術の進歩によって死亡率は30%前後と大幅に下がっている。脳出血と脳梗塞を比べると脳出血のほうが死亡率は高く、脳血栓と脳梗塞では後者のほうが高くなっている。
ただ死亡率の高い脳出血でも意識障害が中程度の場合、死亡率は30%強だが、軽い場合は10%以下、ない場合には10% といわれている。また意識障害の軽い脳棟塞の場合は、発病1週間くらいまでに病気が徐々に進み、以後は回復に向かうことが多い。

脳卒中になると障害が起きた部分の脳細胞は回復しないが、それまで使われることのなかった細胞が働きはじめて、損傷部分の働きを補うことになる。そのために必要なのがリハビリテーションであり、毎日根気よく行うことで、脳の機能をかなり回復できる。したがって病状が回復期に入ったら、早めにリハビリを開解することが大切だ。とくに脳血栓で意識がはっきりしているケースでは、早期のりハビリ開始日常生活への復帰の重要な決め手となる家庭での療養生活に移ってからもできることは積極的に自分ですることが回復を早めることにつながる

脳卒中の予防に期待されている天然成分

L-シトルリンというスイカの成分から発見された天然成分があります。まだ、それほど周知されている成分ではないのですが、このL-シトルリンという成分が脳卒中(脳梗塞、脳出血)の予防効果に期待されています。
動物実験の段階ですが、豚の脳動脈を単離し、電極刺激下で張力測定実験を行い、結果、NOS(一酸化窒素合成酵素)阻害剤による神経性の血管拡張阻害をL-シトルリンは濃度依存的に回復させることが確認されています。

L-シトルリンは、大脳の血管周辺の神経でLアルギニンに再生されて血管拡張作用を生み出すと考えられています。
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