赤ちゃんの手を上に引っばったとき、転んで手を下敷きにしたときなどに痛がって泣きだし、手を上げることもできなくなることがある。腱の位置のずれが原因で、これを肘内障という。
症状
痛がるが、ひじのあたりははれも熱もない。放置すると治りにくく、また治ったあとも痛みが2~3三日残るので早く処置をするとよい。
家庭での処置
処置は家庭でもできる。まずひじのあたりをさわってみる。骨折ならものすごく痛がるが、それほどでもなければ、ひじを曲げる運動でもとに戻してやる。
方法は、ダラリと下がった子どもの手首を握り、手首が肩に近づくまで十分にひじを折り曲げる。それだけで軽くポキンと音がして治ってしまう。治らなければ、手首を時計の針の進行方向にねじるようにする。もとに戻れば痛みはなくなる。ただし、しろうと療法は腕をいためることがあるので医師にみせる。