症状
疲労感と倦怠感がおもな症状で、皮膚の色素沈着や体重減少、低血圧、性欲減退などのほか、女性ではわ毛や陰毛か抜け落ちることがある。
両側の副腎皮質が破壊され、副腎皮質ホルモンの分泌が低下して起こる。その原因としては、免疫異常にょる炎症のほか、副腎への結核菌感染、がんの転移などがある。
診断と治療
血液検査で副腎ホルモン量を測定する。治療はハイドロコーチゾンという副腎皮質ホルモン剤の服用が中心で、結核やがんが原因の場合は、その治療を行う。
通常、ハイドロコーチゾンを医師の指示どおりに服用するなど、適切な治療を続けていれば、健康な人と変わらない生活を送ることができる。ただ外傷や感染症にかかったときは、急性副腎不全を起こすことがあるので、ハイドロコーチゾンの量を2~3倍に増やす必要がある。
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