症状
あごを動かすときに、関節の痛みや関節の雑音を生じたり、開口障害や、あごの側方への運動障害が起きるもので、顔面痛や肩こり、なかには難聴、耳鳴りなど耳の症状を伴うこともある。
原因
利きあごだけに頼って食事をしたり、歯のかみ合わせが悪かったり、打撲などの外傷や大あくびによる脱臼などが原因となることが多い。ときには心理的なストレスが原因となることもある。
診断と治療
診断は症状によって変わるものの、歯のかみ合わせ状態の検カ査、顎関節の線撮影、顎関節内の内視鏡検査のほかに、血液検査、生化学検査、心理検査などを通してほかの炎症性病変との違いなども調べ、直接の原因を追求する。
検査によって直接の原因がわかれば、その治療を続ける。その一方で、消炎剤、鎮痛剤、筋弛緩剤、精神安定剤などの内服などで対症療法を行う。