舌の病気

舌苔

舌の上の面(舌背)に付着する灰白色の苔のようなものをいう。舌背の糸状乳頭に食べかすや粘液などが付着して角化したもの。
高い熱が出る病気や、胃腸の病気、口内炎などになったときにできるが、病気が回復すると自然に消滅する。地図状舌舌背から舌のふちにかけて白くふち取りされた赤い斑点模様ができる。自覚症状のないものと熟や痛みを伴うものとがある。地図のように見える斑点模様は、大きさや位置が変化し、数週間から数か月続く。原因はわかっていない。

舌炎

舌の粘膜にできる炎症性病変の総称で、口内炎の一部のものと舌特有のものとがある。口内炎の一部のものでは、舌の表面が赤くはれるカタル性舌炎、潰瘍性舌炎、アフタという円形の潰瘍のできるアフタ性舌炎などがあり、舌特有のものに地図状舌炎やハンター性舌炎などがある。原因が明らかなものに対しては根治的な処置(ハンター舌炎ではビタミンB12の服用)がとられるが、そのほかは口内炎と同じような対症療法を行う。

舌潰瘍

舌に潰瘍を形成する疾患で、悪性腫瘍、真菌症、ベーチェット病などがあり、診断は全身症状、血清学的検査などで行う。

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