胃拡張

胃の容積が大きくなった状態を胃拡張という。胃の検査方法が今のように発達していなかったころは、食べすぎで胃がもたれる状態を胃拡張といっていた。

しかし現在では、幽門狭窄のために胃の内容物が十二指腸に移動できず、胃の内容物がたまって胃が拡張するといった、本当の意味での胃拡張はきわめて少ないということがわかっている。

このほか、胃拡張の症例としては、腹部の手術が原因で急に胃拡張が起きることがあるが、これもきわめて珍しい例である。急性胃拡張の症状としては、胃のむかつきと腹痛、全身の虚脱感、腹部全体の張りなどがおもなものである。治療には胃洗浄などが行われ、場合によっては、手術が必要になることもある

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