変形性関節症

関節に老化現象が起きて関節軟骨がすり減り、関節がなめらかに動かなくなる病気である。また、それによって軟骨の周囲の骨が増殖し、関節が変形する。上肢の関節に比べて、体重のかかる下肢の関節に起きることが多い。

症状

症状は慢性関節リウマチと似ていて、起床するときや、ひとつの姿勢を長時間続けて姿勢を変えようとしたときなどに、関節のこわばりや強い痛みがあらわれる。
また、この痛みは雨の日など、天候の悪いときに激しくなる。症状が繰り返されるにつれて、しだいに関節を動かしにくくなる点も慢性関節リウマチと同様だが、ただこちらは関節の老化が原因なので、全身症状があらわれることは少ない。

治療

適度な運動療法が中心で、とくに体重をかけないでできる筋力増強訓練は効果的である。関節の変形が著しい場合には手術が必要だが、症状がゆっくりと進む病気なので、そのような状態になるまでには、数年から十数年の長い時間がかかる。また膝関節や股関節に起きることが多いので、肥満しないように注意した。

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