頭部外傷

統計的に頭部に外傷を負う場合をみると交通事故が最も多く、転倒や転落などの事故、また心臓や脳の病気で意識を失ったさいに転倒して、頭部を傷つけるということもある。

開放性頭部外傷頭の皮膚が切れて出血した場合、頭蓋骨を骨折した場合、骨折によって脳が傷ついた場合などである。出血が起きたらあわてずに、ガーゼなどで傷の上から押さえつけるように止血することが大切。五分ほどしても出血が止まらないときには、近くの病院で手当を受けるようにする。

閉鎖性頭部外傷

頭の皮膚に傷がなくても、頭蓋骨骨折や脳の損傷の可能性があるので要注意である。ただし打ちつけた場合にコブができず、気を失うこともない場合には、そうした心配はない。間違えやすいのは老人や酒に酔った人が頭を打ったときで、この場合は3~4週間もたってから脳の表面に出血がたまることがある。その結果、ボケや頭痛、四肢のまひなどが起きることがあるので、そのときには手術が必要になる。

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