本来は生後3ヶ月までに起こる閉塞性の黄痘だが、生後数日で起こる生理的黄痘に引き続いて発症することが多い。原因は、母体のもつ肝炎ウイルスの胎内感染、細菌、ウイルス、薬剤、原虫、母子の血液型不適合、先天奇形、肝機能不全(未熟)などであるが、最近は先天性代謝異常もある。
症状
黄痘のほか、白目が黄色になったり、便が灰白色になったり、尿が濃い黄色になったりする。食欲不振や不機嫌になることはあまりなく、ほとんどの場合、熟も出ない。
治療と予防
特別な治療法はないが、肝機能の向上と胆汁の分泌促進のために総合ビタミン剤や副腎皮質ホルモン剤などを用いる。乳児ではビタミンEやビタミンKも使われる。