ネフローゼ症候群

たんばく尿と低たんばく血症、高コレステロール血症を伴う腎炎をいう。

症状

強いむくみが出るのが特徴。しかし初期は進行がゆるやかで、まぶたのむくみの場合は見逃されることが多い。進行すると、とくに顔と足にひどいむくみがあらわれ、尿量も減少してくる。

治療

治療の中心は食事療法と薬物療法で、安静が大切。むくみが強いときには入院が必要である。むくみがあるうちは塩分と水分を制限するが、むくみがとれれば、食事制限の必要はなく、むしろ消化がよく、栄養のバランスのとれた食事を心がけなければならない。

薬物療法として、おもに副腎皮質ホルモン剤の長期服用と免疫抑制剤が用いられるが、肥満になる、細菌やウィルスの感染に弱くなるなどの副作用があらわれるので、必ず医師の指示どおり服用する。副作用は治療が終了すれば、3ヶ月ほどでなくなる。

この病気は治ったり再発したりを繰り返しやすいため、根気よく治療にあたることが大切である。薬を飲んでいる間は、かぜなどをひかないように十分注意し、激しい運動は避ける。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください