結節性紅斑と同じくアレルギー性の病気で、手足の関節の背面(手首であれば甲側) に左右対称の水っぽい紅斑ができる病気。とくに30~40歳代の人に多くみられる。

症状

初めて発病した場合には、まず赤い水疱が点状にあらわれ、それがしだいに同心円状に広がっていく。発病に先だって発熱や頭痛、全身倦怠感があらわれることもある。全身の健康にはほとんど異常がなく、2~4週間ほどで自然に治る。ただし再発しやすく、春や秋に決まって再発するというケースもある。

原因

原因としてはいろいろ考えられるが、なかでも多いのが感染や薬剤などに対するアレルギーがきっかけとなって発病する場合である。
ただアレルギーを起こす原因であるアレルゲンがわからない場合もあるし、膠原病や内臓にできた悪性腫瘍が原因となることもある。

治療

原因に応じて、抗生物質の服用やアレルゲンの除去、非ステロイド系消炎鎮痛剤や抗ヒスタミン剤などが用いられる。また重症の例では、副腎皮質ホルモン剤が用いられる。