1回の月経の出血量は約50ml程度で、献血(200~400ml)での血液採取量と比べると、健康な女性であれば、ほとんど負担になることはない。
月経の量は本人の感じに頼るしかないが、ただ、月経の出血は1日めが少なく、2日めから3日めにかけて多くなり、その後減少していくというのが一般的。
この場合、多い日が長く続くことを過多月経、少ないのを過少月経という。平均的な月経と比べて、多すぎたり、少なすぎたりという比較が役に立つ。
過少月経
希発月経と同様、無排卵性月経、子宮発育不全、子宮の萎縮などが原因とされている。
排卵に異常があればホルモン療法を行うが、卵巣や子宮に異常がなく、出血期間が短いだけの場合は治療する必要はない。
過多月経
原因は頻発月経と同様と考えられており、それぞれの治療が必要になってくる。
過多月経が続くと、貧血になり、動悸、息切れなどの症状が出てくる。