medicine

書痙

文字を書くときに、手がふるえてうまく書けない状態を書痙という。一度そうした経験があると意識過剰になり、かえって症状が悪化することが多い。治療には一種の自己催眠によって精神的にリラックスさせる自律訓練という方法がとられる。

膀胱神経症

膀胱やそれをつかさどる神経には何の異常もないのに、尿の回数が増える病気で、中年の女性や小学生に多くみられる。排尿の回数が増えるのはおもに日中で、夜になって尿意をおぼえることは少ない。
また日中でも、仕事や遊びなど、何かに神経を集中しているときには尿意を感じない。神経的な要素が強く影響しているため、薬だけで治すことはむずかしい。あまり病気を気にせず、生活環境や生活習慣に変化をもたせて気分転換をはかることが、最も効果的といえる。

尿崩症

下垂体から分泌される抗利尿ホルモンが不足して、尿の量が大幅に増加する病気である。

症状

尿の量が著しく増える。正常であれば1日1.2~1.5リットルの尿量が、多くは1日5~10リットルに増え、ひどい場合には1日30~40リットルにもなることがある。
当然、体内の水分は不足し、患者は大量の水を欲しがることになる。さらに水ばかり飲むために食欲が減退し、体重が減少する。また脱水症状が続くために、イライラすることが多く、頭痛や吐きけ、めまいなどを訴える。

原因

下垂体周辺の瞳瘍や炎症、外傷などによる抗利尿ホルモンの不足がおもな原因だが、ときには抗利尿ホルモンが正常に分泌されていても、腎臓がそれに反応しないために起きる場合には、原因不明の尿崩症もある。

治療

抗利尿ホルモンを鼻から注入する方法が最も効果的で、1日2~3回これを行うことで、尿量はほぼ正常になる。また意識を失ったり、胃腸障害のために水が飲めなくなることもあるので、その場合にはできるだけ早く点滴により水分を補給しなければならない。なお腫瘍が原因となっている場合には、手術によって腫瘍を取り除く。