感染性のものと非感染性のものとがあり、感染性のものは、ウィルスや細菌が原因で、一方、非感染性の場合は、物理的・化学的刺激やアレルギーなどが原因となっているほか、栄養不良、糖尿病、尿毒症、悪性貧血など、全身の病気のひとつの症状としてあらわれることもある。
症状
口のなかの粘膜や歯肉が赤くかのうなってはれ、さらに進行すると化膿しうたり、壊死、潰瘍にまで進み、痛みで食事ができなくなることもある。また、口臭が強くなり、唇が切れたり、首のリンパ腺がはれて執仰が出ることもある。
口内炎には症状によっていろいろ種類があるが、いちばん多いのはアフタ性口内炎で、とくに1~3歳の幼児の口内炎に最も多くみられる。
特徴は、白い膜でおおわれたくぼんだ斑点が口のなかにでき、周囲に赤みを帯びた輪があらわれ、強い痛みや高熱、全身倦怠感、口臭などを伴う。急に発病し、4~9日ほどひどい時期が続くが、やがて自然に治ってしまう。
治療
どんな種類の口内炎でも、口のなかを清潔に保っておくことが第一。ポピドンヨードの洗口剤で口内の清掃・消毒を行うほか、細菌性の場合には抗生物質を使うこともある。食事は刺激が少なく、やわらかいものを与えるように心がける。