大腸に病気がないのに大腸の働きに異常があらわれるもので、精神的不安やストレスなど心因性の原因やアレルギーが考えられる。最近では小腸も関係していることがわかり、過敏性腸症候群と呼ぶようになっている。
症状
下痢と便秘がそれぞれ起こったり、交互に起こったりする。また、粘液分泌が増加し、腹痛とともに粘液から出血することもある。食べ物をとると、便意をもよおすことが多く、腹痛も訴えるが、排便がすむと腹痛はおさまる。下痢の場合でも大量の排便はなく、消化不良も起こらず、下痢が続いてもあまりやせない。
また、陽にガスがたまることもある。全身症状としては、倦怠、不眠、動悸、肩こり、めまい、頭痛、頭重などがしばしばみられる。
治療
精神的影響が強く関係しているため、家庭や学校などでのトラブルやストレスの解消と精神的な休養が必要だが、からだの安静は必要ない。食事は繊維の多いものをとるようにする。
薬剤は症状に合わせて処方される。
モズクに多い繊維成分をとったら過敏性腸症候群が治る人が急増
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