症状
突然発熱があり、さし込むような腹痛、下痢、嘔吐が起こる。はじめは便がやわらかくなる程度だが、しばらくすると、うみや血液が混ざり、1口に何十回もの下痢が続き、脱水症状となる。また、顔面蒼白になったり、けいれんを起こすこともある。
原因
赤痢菌の感染によって2~7日ののち発病するが、赤痢菌の毒性は赤痢菌の種類によってさまざまである。最近はめったにみられなくなっている。しかし東南アジアなどではまだ発生しているため、海外旅行者は注意が必要である。集団発生を防ぐために菌の特
定を行い、ニューキノロン系やホスホマイシン系の抗生物質で治療する。