子宮下垂・子宮脱

症状と現任

直立歩行している人間は、動物と違って骨盤の下の穴から内臓がおりてこないように、筋肉や結合組織で内臓を支えているが、この支える力が弱まると子宮が下がってくることがある。

子どもをたくさん産んだ人、出産のあとあまり休養をとらないで肉体労働をした人などに起こりやすい病気だが、筋肉や結合組織が先天的に弱い人もいるため、1一回の出産で子宮が下がることもある。胎児は出産のとき、骨盤の穴を通り、筋肉や結合組織をかき分けて出てくるが、そのときにそれらの筋肉が傷ついたり、のぴたりすると、ゆるんだ穴から内臓がおりてくることになる。

最初に下がってくるのが子宮で、この状態を子宮下垂といい、また、同時に膀胱や直腸も下がってくる。これが悪化すると、子宮が膣からとび出してしまう子宮脱となる。

治療

子宮脱となると歩行にもさしつかえ、尿の出も悪くなるため、手術しなければならない。手術は、脱出した子宮を切り取ってしまう場合と、ゆるんだ組織を縫合して子宮を腹部につりあげる場合がある。

生活の注意

出産のあと、十分に休養をとり、骨盤の底の筋肉(肛門や膣口のまわりの筋肉)を収縮させる運動を行うことが、子宮下垂、子宮脱の予防になる。

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