急性腎炎(急性糸球体腎炎)

子どもの腎臓病のなかで最も多くみられる。3歳以下ではまれで、10歳までに多く起こる。

症状

むくみと血尿、高血圧を起こすのが特徴。顔がむくんで目のまわりがはれぼったくなり、向こうずねなどを指で強く押すとへこみができる。数日であらわれればむくみと気づくが、徐々に出た場合は太ったと思われることもある。

尿の回数が減り、1回の量も少なくなり、血液が混じる。しかし、ふつうは肉眼ではわからず、学校の集団健診で発見されることが多い。
ひどくなると、コーヒーのような色になってくる。さらに症状が進むと血圧が異常に高くなり、頭痛や吐きけ、嘔吐を訴え、意識障害やけいれんを起こす。

原因

A群β溶連菌に対するアレルギー反応で腎臓の組織がおかされる。かぜや扁桃炎、猩紅熱などにかかった2~3週間後に起こしやすい。

治療

かぜをひいたあとなどに、顔がむくんで尿の回数が減ってきた場合には、この病気の疑いがあるので、すぐに検査を受ける。急性腎炎と診断されれば入院治療が必要となる。

安静を第一に、治療は食事療法が中心。むくみのある間は、塩分とたんばく質、水分を厳しく制限し、カラシやコショウなどの刺激物も避ける。症状が軽くなるにつれて、少しずつ制限をゆるめていく。

薬物療法としては抗生物質のほか、腎臓からの出血に対しては止血剤、高血圧脳症を起こした場合には降圧剤や鎮静剤、強心剤などが用いられる。一般に子どもの場合は比較的治りやすく、適切な治療を行えば多くは半年から1一年ほどで回復するが、数パーセントは慢性腎炎への移行がみられる。

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