症状
突然、ズキズキした拍動性の頭痛が前頭部または側頭部に起こる。場合によっては、頭痛のほか吐きけやおうと嘔吐、腹痛、下痢、顔面蒼白などの症状を伴うことがある。発作は5~6時間でおさまることが多い。
原因
多くは家系的なもの、乱視や近視などの眼精疲労、姿勢の悪さからくる肩こり、アレルギー性のものが原因。また、からだの疲れ、睡眠不足、光化学スモッグ、悪天候、月経、学校や家庭でのストレスなどがきっかけとなって起きることがある。
とくに学校へ通っている子どもでは、自分の能力を超えた勉強をしなければならないときや、学校へいきたくないとき、試験のある日などに、それらに対する気疲れが原因となって発作が起こることが少なくない。
これは神経性・心因性のもので、学校痛とも呼ばれており、不登校の初期症状としてあらわれることが多い。性格的には、気が弱く、几帳面で、こだわりやすい子どょじによくみられるものである。
片頭痛の起こる頻度はさまざまだが、たびたび起こるようなら、小児科医に相談したほうがよい。