歯根膜炎や歯槽骨炎など歯の炎症があごの骨にまで達すると、顎骨に炎症を起こす。炎症はあご骨の部分によって名称が変わり、顎骨骨膜に炎症が生じれば顎骨骨膜炎、顎骨周囲に炎症が広がれば顎骨周囲炎、顎骨内部に広がれば顎骨骨髄炎と呼ばれる。
症状
直接の原因となった歯を中心として周囲がはれ、歯はグラグラと動くようになる。急性の場合は、あごの痛みが激しくなり、高熱を出すことがほとんどである。
また、顎骨内部にはうみがたまるが、このうみが皮膚や粘膜を破って体外に出ると痛みはやわらぐが、治癒は遅れる。そのため早急に手術する必要がある。
治療
抗生物質の服用が中心となるが、うみがたまっていた場合は切開してうみを出し、骨が腐っている場合は手術によって腐骨を取り除く。
症状
あごを動かすときに、関節の痛みや関節の雑音を生じたり、開口障害や、あごの側方への運動障害が起きるもので、顔面痛や肩こり、なかには難聴、耳鳴りなど耳の症状を伴うこともある。
原因
利きあごだけに頼って食事をしたり、歯のかみ合わせが悪かったり、打撲などの外傷や大あくびによる脱臼などが原因となることが多い。ときには心理的なストレスが原因となることもある。
診断と治療
診断は症状によって変わるものの、歯のかみ合わせ状態の検カ査、顎関節の線撮影、顎関節内の内視鏡検査のほかに、血液検査、生化学検査、心理検査などを通してほかの炎症性病変との違いなども調べ、直接の原因を追求する。
検査によって直接の原因がわかれば、その治療を続ける。その一方で、消炎剤、鎮痛剤、筋弛緩剤、精神安定剤などの内服などで対症療法を行う。
症状
ベーチェット病 は、口腔の再発性アフタ、皮膚にできる結節性紅斑、血栓性静脈炎、目の虹彩毛様体灸や網膜脈結膜炎、痛みを伴う外陰部の潰瘍などがおもな症状である。
このほかに関節部の腫脹と疼痛、副睾丸炎、血管系の異常に加えていろいろな神経症状が加わることがある。
20~30歳代に発病することが多く、患者は女性より男性に多い。
経過
そのまま放っておくと失明したり、またわずかだが脳の中枢神経がおかされて死に至ることもある。内科または膠原病の専門医の診察を受ける必要がある。