子供

先天性股関節脱臼

股関節が生まれつき脱臼しているもので、女児に多くみられ、家系的に発生しやすい。痛みがないため赤ちゃん自身は何も訴えず、関節も動くのでうっかりすると見落としてしまう。

症状

片側脱臼と両側脱臼とがあり、片側の場合は、左右の股関節の開き方が違い、脱臼しているほうの足が短く感じられる。気をつけて見ると、太ももの皮膚のシワが左右対称でなかったり、両ひざを合わせると高さが違っていたりすることがわかる。両側の場合は外見からの判断はむずかしい。

診察

新生児健診のクリックテストでわかる。新生児だとX線写真による判断は困難である。新生児健診後は1ヶ月後健診や3~4ヶ月健診を必ず受けたい。

治療

早期に治療すれば治るが、1歳を過ぎて歩けるようになってからではこうは、披行(引きずって歩く)などの後遺症を残す確率が高くなり、手術が必要となる。

早期治療ではリーメンビューゲル法といわれる方法がとられる。股関節を固定し、ひざの曲げ伸ばしだけが自由にできるようなバンドをつけて整復する方法で、これを行うと自然に治っていく。

大部分の先天性股関節脱臼は、出生直後のオムツの当て方やオムツカバー衣類のつけ方の悪さが原因しているので、それらに気をつけなければならない。また抱くときやおんぶするときは股が自然に開くよう配慮する。

先天性肥厚性幽門狭窄症

胃と十二指腸の間にあるリング状の筋肉が厚くなり、幽門が狭くなってしまう病気。8,000~10,000人に一人の割合でみられ、比率的には、男児のほうが女児より多い。

症状

乳を吐く、幽門部の厚くなった筋肉が外から触れる、体重増加の不良あるいは停止、便秘、脱水などだが、なかでも乳を吐くときに噴水のように吐くのが特徴である。

生後4~5日めからときどき吐くことがあるが、この病気に特有の噴水のような吐き方をするのは生後2~3週以降で、寝ているときでも30~40センチも飛ぶことがある。ふつうは授乳直後に吐くが、授乳中あるいは数時間後に吐くこともある。

食欲はあり、むしろ乳を欲しがる。吐いたものは、お乳やお乳の固まったものが多く、胆汁は混じっていない。脱水症状が激しくなると、コーヒーかすのようなものも吐く。似た症状にミルクアレルギー、十二指陽狭窄あるいは閉塞、小腸の狭窄あるいは閉塞、食道噴門弛緩症がある。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群 は、大腸に病気がないのに大腸の働きに異常があらわれるもので、精神的不安やストレスなど心因性の原因やアレルギーが考えられる。最近では小腸も関係していることがわかり、過敏性腸症候群と呼ぶようになっている。英語表記:irritable bowel syndrom

過敏性腸症候群

症状

過敏性腸症候群 は最近は、コロナ渦から少しずつ解放されて、人との関わりが急に増えてきたことにより、ストレスを抱えて便通が乱れている方が増えている。
お腹の痛みや調子がわるく、それと関連して便秘や下痢などのお通じの異常(排便回数や便の形の異常)が、数ヵ月以上続く状態のときに最も考えられる病気。

下痢と便秘がそれぞれ起こったり、交互に起こったりする。また、粘液分泌が増加し、腹痛とともに粘液から出血することもある。

食べ物をとると、便意をもよおすことが多く、腹痛も訴えるが、排便がすむと腹痛はおさまる。下痢の場合でも大量の排便はなく、消化不良も起こらず、下痢が続いてもあまりやせない。
また、陽にガスがたまることもある。全身症状としては、倦怠、不眠、動悸、肩こり、めまい、頭痛、頭重などがしばしばみられる。

治療

精神的影響が強く関係しているため、家庭や学校などでのトラブルやストレスの解消と精神的な休養が必要だが、からだの安静は必要ない。食事は繊維の多いものをとるようにする。
薬剤は症状に合わせて処方される。
モズクに多い繊維成分をとったら過敏性腸症候群が治る人が急増
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お腹が痛い