掌蹠膿疱症

症状

手のひらや足の裏だけにうみをもった膿疱ができる皮膚炎で、かゆみを伴うことが多い。最初はみず虫のような水疱ができるが、みず虫と異なり、1日程度で膿疱に変わること、指の間にはまずできないこと、たいてい両方の手足にできることなどに特徴がある。
膿疱は3~4日で乾燥して褐色になり、1週間ほどで皮がむける。ただこれで治るわけではなく、次つぎと膿疱ができて広がっていく。

原因

原因はほとんど不明だが、慢性扁桃炎や中耳炎、歯や歯肉の炎症などの感染病巣があるとこの病気にかかりやすいとされている。

治療

副腎皮質ホルモン剤の塗布や、その上からラップでおおう密封包帯法のほか、ときには紫外線照射による治療が行われる。
膿疱があるときは、足がむれないようにしたり、入浴時には石けんの刺激をできるだけ避けるなどの注意が必要である。

ヘルペス

ヘルペスとは皮膚に水疱疹と呼ばれる小さな水痛が集まった状態をいう。水痛が比較的少ない単純性砲疹と、多数群がっている帯状咤疹に大別され、いずれもウィルス感染が原因である。

単純性疱疹

症状

初めて感染した場合には発熱を伴うアフタ性口内炎として発症する。これは、おもに2~3歳児の唇の内側や頬の粘膜、舌などに、赤みをもった米粒くらいの発疹(アフタ) が多数あらわれて、口のなかが赤くはれ、出血しやすくなるもので、疱疹性口内炎という。
一方、ある程度免疫をもっている成人の場合では、口唇ヘルペスと呼ばれる唇のまわりに掩疹ができるケースが多い。この口唇ヘルペスは、あわ粒くらいで中央が少しくぼんだ小疱疹の集まりで、乾燥してかさぶたをつけたのち5~7日程度で治ることか多い。ただし、かぜをひいたり胃腸障害があっりする場合には、ときどき再発する。また、ときとして陰部に水疱があらわれる場合もある。

原因

単純性疱疹ウィルスの感染で起こる。

治療

まず水疱を乾燥させることが必要である。口腔内にできたものには薬剤を塗布したり、貼付したりすることがある。なお口唇ヘルペスがあらわれている間は、アトピー性皮膚炎にかかっている子どもとの接触を避けなければならない。

帯状疱疹

症状

発病にさいしては、神経の走る方向にそってからだの右または左半身に神経痛のような激痛を感じ、ところどころに米粒半分ほどの水疱ができる。
この水疱は、発病後数日で胸や腹を帯状にとりまくようになり、その後まもなくかさぶたをつくるが、重い場合には潰瘍となることもある。また帯状疱疹ができるのは、おもに胸や腹、顔などだが、ときには手足に縦長にあらわれることもある。なお帯状疱疹では、ときにリンパ節がはれて高熱を発することがある。

原因

水疱と同じウィルスに感染して起きる。

治療

対症療法として、鎮痛剤で痛みを止める。一般に、一度かかると再発することは少ないか、高齢者や免疫不全の状態にある人では再発する場合がある。また疱疹がおさまっても、痛みだけが1年以上続くこともある。

片頭痛

症状

脈打つようなズキズキした頭痛に突然襲われ、ひどいときは吐きけ、嘔吐、めまいや、暗点といって視野のなかに瞬間的に見えないところができたり、目に閃光が起きたりすることもある。頭痛は頭の片側や両側に起き、ふつうは数時間、長いときは数間続くこともある。

原因と治療

脳の血管が拡張するために起こるとされているが、くわしい原因はわかっていない。神経科、脳外科、耳鼻科、.整形外科など各科目の領域が減のこともあるので、それぞれ検査を受けておきたい。
てんかんの一症状としての片頭痛の場合は抗てんかん剤が有効だが、血管が原因の場合にはカフェインや塩酸エルゴタミンなどの血管収縮剤を用いる。

生活の注意

片頭痛の原因となることをできるだけ避けることが大切。とくに長時間の精神的な緊張や不安感などのストレスは、片頭痛を誘発させるもととなるので、規則的な生活をするよう心がけるべきである。

発作的に痛みがはじまり脈にあわせて痛む片頭痛について