腎硬化症

腎臓の血管に動脈硬化が起きて腎臓の血液量が減り、腎臓がかたくなって機能低下をまねく病気である。

症状

良性の腎硬化症では排尿の回数の増加がおもな症状で、病気が進行すると吐きけやけいれん、貧血など腎不全症状があらわれる。悪性の場合は、高血圧や視力障害を起こすことがある。

治療

本態性高血圧症に対する治療と同じで、血圧降下剤の服用と規則正しい生活による血圧管理を行う。悪性の場合は入院による治療が必要。

高血圧の原因
https://memo-diary.info/2015/02/28/%E5%8E%9F%E5%9B%A0/

前立腺肥大症

肥大した前立腺が尿道を圧迫し、排尿を困難にする病気。ただし肥大するのは前立腺そのものではなく、前立腺の内側で尿道を囲んでいる内腺と呼ばれる部分である。

症状

はじめは、腹に力を込めないと尿が出ない、出ても細く勢いがない、尿が出終わるまでに時間がかかるといった軽い排尿困難があらわれる。
また肥大した内腺が尿道を刺激するため、夜間の排尿回数が多くなる。その後、しだいに排尿困難が強まり、残尿といって排尿後も膀胱に尿が残るようになる。
また、この時期に酒を飲みすぎたり、長時間座り続けたりすると突然、排尿が完全に止まることがある。そして病気がさらに悪化すると残尿の量が増加して勝胱が拡張し、腎機能の低下と尿毒症の症状があらわれる。

原因

60歳以上の男性(とくに70歳前後)に多くみられることでわかるように、前立腺の内腺が肥大するのは一種の老化現象で、性ホルモンが関係して起きるといわれている。

診断

指を肛門から直腸に入れて前立腺の大きさを調べることで診断できる。最近では、超音波検査や尿流測定検査により、患部の大きさや排尿状態に応じた治療方針が立てやすくなった。

治療

各種の排尿改善薬やホルモン剤などが用いられる。しかし、薬によって症状をやわらげることはできても、完全に治すことはできない。
前立腺肥大症の根本的な治療は手術療法で、排尿障害が進み、腎機能が低下するおそれがあるときは手術が必要になる。現在では、開腹手術は少なくなり、内視鏡を用いた電気メスによる切除が広く行われている。

腎不全・尿毒症

腎臓の機能が著しく低下して、腎臓が担当している体液の調節が正常に行われなくなる状態を腎不全という。また腎不全が進行して、心臓や消化琴神経などにあらわれるさまざまな症状が尿毒症である。腎不全には急速に尿毒症に進む急性腎不全と、敷ヶ月あるいは数年の間にしだいに悪化する慢性腎不全がある。

症状

急性腎不全の症状は乏尿期と利尿期に分けられる。乏尿期には尿の量が急激に減って、尿毒症の症状があらわれる。

一方、利尿期は乏尿期が数日から数週間続いたのちに尿が出るようになった状態をいい、その場合、腎機能はしだいに回復に向かう。慢性腎不全では、はじめ薄い尿がたくさん出て、疲労感や食欲不振、吐きけなどを伴うことが多い。また末期には急性腎不全の乏尿期と同様、尿毒症の症状があらわれる。

原因

急性腎不全は、その原因によって次の3つに分けられる。ひとつはショックや出血などによって腎臓に血液が流れなくなることで起きる腎前性腎不全、2つめは急性腎炎や急性腎孟腎炎などで腎臓の機能そのものが低下して起きる腎性腎不全、3つめは結石や前立腺肥大など尿路の通過障害が原因となる腎後性腎不全である。
慢性腎不全は、おもに慢性腎炎が原因となって起こるが、そのほか腎性腎孟腎炎、腎硬化症、糖尿病、腎結核などで起きる場合もある。

治療

急性腎不全の場合、乏尿期には水分の管理(前日の尿量プラス400ml) とカリウム、たんばく質の制限を行い、利尿期にはカリウムの補給を行う。
また乏尿期が長く続くときは、人工透析が必要になる。慢性腎不全の場合、血液中の尿素窒素の量が少なく、血圧が正常なら対症療法のみで日常生活を送ることができる。しかし尿素窒素の量が増えて、食事療法や薬物療法では尿毒症の症状が軽くならないときには、透析療法や腎臓移植が行われる。

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