2015年 2月 の投稿一覧

脊椎過敏症

症状と原因

脊椎の一部に過敏性の強い痛みが起こるもので、とくに、12個ある胸椎の中間部にある棘突起を押すと痛みを感じるのが特徴である。また、背中を爪でかいたときなどに、赤くみみずばれになるデルモグラフィ症状があらわれるのも特徴のひとつである。
20歳代の未婚の女性に多くあらわれ、病気というよりは精神的な状態や体質によるものと考えられている。神経質な人や敏感な人に多い。冷え性で月経不順の人にもよくみられ、骨の痛みのほかに肩こりや腰の痛みもある。

治療

環境を変えるなどしてストレスを解消することが重要である。未婚の女性では、結婚することで症状がなくなることが多い。日常生活で軽いスポーツをしてからだを鍛えるなど、根本的には、生活の改並晋が重要である。

骨粗鬆症

老化がもとで起こった骨の萎縮を骨粗鬆症という。

症状と原因

骨はたんばく質や糖質などの有機質で、骨基質という骨のもとになるものがつくられ、無機質のリン酸カルシウムが沈着してかたい骨組織を構成している。
構造的にみると、骨の輪郭をつくっている部分は、骨皮質という板状の緻密な骨の層で、内部はそれを支える格好で、骨梁と呼ばれる網の目のような組織が入り組んでおり、この内部のスポンジ状の骨が海綿骨である。

骨はこのようなしくみで構成されていることから、まったくからだを動かさないでいると、萎縮といって骨組織がどんどん吸収され、骨が弱くなってしまう。寝たきり老人の骨が弱っていくのはこのためである。こうした現象を不動性骨萎縮という。一方、骨粗鬆症は、からだはふつうに動かしていながらも、骨を構成する有機質と無機質のバランスが悪くなり、有機質が多く減少して骨梁が減り、かつ粗くなって骨皮質も薄くなり、全体として骨が多孔性になってもろくなることがある。
これも不動性骨萎縮と同じように、骨が萎縮した状態だが、骨粗鬆症の場合は、老化に伴って起こる全身的な骨の変化である。

骨粗鬆症は、脊椎や骨盤、手足などの長い管状の骨の端など、代謝の盛んな海綿骨部分に早く変化が起こりやすい。骨が弱体化するため、ちょっとした外部からの力で骨折しやすく、せきやくしやみをするだけで骨折することさえある。

また、運動不足で筋肉が萎腔和していると、腰痛や背中の痛みを感じることがある。痛みの特徴は、安静にしていたときから運動しはじめたときにつらく感じるとか、長時間同一の姿勢をとり続けるのがつらいというような症状である。骨粗鬆症は40歳代ころから始まる老化現象で、とくに女性に多くみられる。閉経期以降に著しくなるため、性ホルモンに関係する骨の代謝異常と考えられている。しかし、生理的な現象で起こってくるものなのか、病理的現象なのかの区別は困難である。
日常での運動不足やカルシウム摂取量の不足が骨の萎縮をまねき、それに老化現象が拍車をかけて異常な状態になるものと考えられている。

骨粗鬆症の原因となる病気はこちら。

検査と治療

Ⅹ線撮影で診断するが、骨の萎縮は軟骨化現象にもみられるため、それらと区別しなければならない。骨折した場合、通常の骨折と同じように治療すればいいが、新しい骨の接着が悪く、そのため、完治するまでには長期間の治療が必要になってくる。骨粗鬆症の治療の基本は食事療法である。薬物療法としては活性型ビタミンDやカルシウム剤、女性ホルモン剤などが使用される。これで現状維持と骨折などの予防効果は期待できるが、Ⅹ線写真では顕著な改善は認められないのが実情。最近、用いられるようになった経口ビスフォスフォネートは、従来の薬とは異なる作用があり、治療効果が期待されている。

不整脈

心臓は、全身に血液を送り出すポンプの役割を果たし、規則正しい収縮・拡張運動(拍動)を行っている。健康な成人の場合、心臓の拍動数は、ふつう1分間に60~90といわれているが、このリズムが乱れた状態を不整脈という。

症状

不整脈にはいろいろなものがあり、拍動数が異常に多くなる場合や、少なくなる場合がある。期外収縮不整脈のうち最も多くあらわれるもので、脈がとぎれたり、急に脈の打ち方のリズムが変わったりする。健康な人にもみられ、心配いらないものが多いが、頻繁に起こる場合は注意が必要である。心房粗動・心房細動は心房の一部が規則的に頻繁に収縮する状態、心房細動は心房の多くの部分が無秩序に小刻みに収縮する状態である。どちらも脈拍がまったく不規則になり、動悸や胸苦しさを訴えることもある。バセドゥ病などのときに起こりやすい。
心臓がドキドキし、冷や汗や胸苦しさを訴えることが多い。心臓病に合併して起こった場合は非常に危険である。
アダムス・ストークス症候群は、脈拍数が1分間に30くらいと極端に少なくなる。そのため脳に流れる血液が急に減少し、ときにはけいれんや失神、意識障害などを起こす。

原因

心臓の病気をはじめ、バセドゥ病に代表される内分泌系の病気のほか、腎臓の病気など、さまざまな病気から引き起こされる場合と、薬の副作用や中毒症状などが原因であらわれる場合がある。また、健康な人でも、精神的ストレスや過労、コーヒー・たばこといった刺激物などが原図で起こることがある。

検査

心電図による正しい検査を受け、専門医のもとで原因となる病気の治療を受けることが大切である。