お腹が痛い

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群 は、大腸に病気がないのに大腸の働きに異常があらわれるもので、精神的不安やストレスなど心因性の原因やアレルギーが考えられる。最近では小腸も関係していることがわかり、過敏性腸症候群と呼ぶようになっている。英語表記:irritable bowel syndrom

過敏性腸症候群

症状

過敏性腸症候群 は最近は、コロナ渦から少しずつ解放されて、人との関わりが急に増えてきたことにより、ストレスを抱えて便通が乱れている方が増えている。
お腹の痛みや調子がわるく、それと関連して便秘や下痢などのお通じの異常(排便回数や便の形の異常)が、数ヵ月以上続く状態のときに最も考えられる病気。

下痢と便秘がそれぞれ起こったり、交互に起こったりする。また、粘液分泌が増加し、腹痛とともに粘液から出血することもある。

食べ物をとると、便意をもよおすことが多く、腹痛も訴えるが、排便がすむと腹痛はおさまる。下痢の場合でも大量の排便はなく、消化不良も起こらず、下痢が続いてもあまりやせない。
また、陽にガスがたまることもある。全身症状としては、倦怠、不眠、動悸、肩こり、めまい、頭痛、頭重などがしばしばみられる。

治療

精神的影響が強く関係しているため、家庭や学校などでのトラブルやストレスの解消と精神的な休養が必要だが、からだの安静は必要ない。食事は繊維の多いものをとるようにする。
薬剤は症状に合わせて処方される。
モズクに多い繊維成分をとったら過敏性腸症候群が治る人が急増
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お腹が痛い

急性虫垂炎

俗にいう盲腸で、子どもの場合は早期に虫垂が破れて腹膜炎を起こしやすい。6歳以下の乳幼児にはめったにみられないが、年齢とともに増え、10歳以上では大人と同じように発病する。

症状

上腹部のへそのまわりが痛み、突然吐きけが起こる
ただし、年齢が低い場人口は症状がはっきりしないことが多く、必ずしも右下腹部が痛むとは限らない。現在はエコーでわかるが、急に進行し腹膜炎を起こして初めて診断がつくこともある。

予防

細菌による食品の汚染の防止や殺菌、手指を清潔に保つことなどが大切である。

細菌性食中毒

腸炎ビブリオ、サルモネラ菌、ブドウ球菌、病憤性大腸菌、ボツリヌス菌などの細菌が原因である。

症状

細菌によって若干異なるが、ボツリヌス菌を除いて、下痢、腹痛、血便、吐きけ、嘔吐、発熱などがみられ、脱水症状、ショック症状を起こすこともある。

ボツリヌス菌の場合は、嘔吐、腹痛、下痢などの症状に続いて、複視(二重に物が見える)、発語困難、舌のもつれ、呼吸困難などがみられ、呼吸不全で死亡する恐れもある。また、腸管出血性大腸菌O157場合も、溶血性尿毒症症候群や脳症を起こして死に至ることがある。

治療

抗生物質、鎮吐剤、整腸剤などを用いるほか、脱水症状に対しては電解質液を輸液、点滴する。様子をみながら、流動食、半流動食、全がゆと変えていき、有形便になったら通常の食事にする。水分は十分にとらせるが、冷たい飲み物は避ける。

予防

細菌による食品の汚染の防止や殺菌、手指を清潔に保つことなどが大切である。