2015年 1月 の投稿一覧

舌の病気

舌苔

舌の上の面(舌背)に付着する灰白色の苔のようなものをいう。舌背の糸状乳頭に食べかすや粘液などが付着して角化したもの。
高い熱が出る病気や、胃腸の病気、口内炎などになったときにできるが、病気が回復すると自然に消滅する。地図状舌舌背から舌のふちにかけて白くふち取りされた赤い斑点模様ができる。自覚症状のないものと熟や痛みを伴うものとがある。地図のように見える斑点模様は、大きさや位置が変化し、数週間から数か月続く。原因はわかっていない。

舌炎

舌の粘膜にできる炎症性病変の総称で、口内炎の一部のものと舌特有のものとがある。口内炎の一部のものでは、舌の表面が赤くはれるカタル性舌炎、潰瘍性舌炎、アフタという円形の潰瘍のできるアフタ性舌炎などがあり、舌特有のものに地図状舌炎やハンター性舌炎などがある。原因が明らかなものに対しては根治的な処置(ハンター舌炎ではビタミンB12の服用)がとられるが、そのほかは口内炎と同じような対症療法を行う。

舌潰瘍

舌に潰瘍を形成する疾患で、悪性腫瘍、真菌症、ベーチェット病などがあり、診断は全身症状、血清学的検査などで行う。

粘液のう胞

下唇の内側をかんだりすると、水様の内容物の入った青紫色の半球形のやわらかいコブができる。痛みはないが、ブヨブヨしている。刺激や外傷が原因で、粘膜腺泄管が癒著して閉鎖されるために起こるもので、破れると内容液が出て小さくなるが、またふくれてくる。歯科、口腔外科で摘出子術を行うこともある。

口唇炎

唇がほぼ全体にわたってはれたり、ただれたりする。日光に当たったり寒風にさらされたり、高熱を出したり、外傷、薬や化粧品、歯みがき剤、食べ物などのアレルギー、ビタミンB2 の不足などが一原凶となる。化粧品のなかでは口紅が原因となっている場合が最も多い。笛、ハーモニカ、パイプなどで起こることもある。
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