2014年 12月 の投稿一覧

眼精疲労

症状

作業をしていていつもより目がかなり疲れる状態が続き、しだいに額に重く感じる頭痛や、ひどくなるとと吐きけや嘔吐を起こすこともある。

原因と治療

物を見るときの自然な目の調節作用に、なんらかの負担がかかっているためで、そのおもな原因には次の5つがある。調節性眼精疲労遠視、乱視、老視などにより、ふつうより強い調節を行っている場合。眼鏡を使っている人はレンズの交換をする必要がある。

筋性眼精疲疲労をとりまく筋肉の異常で、斜位(潜伏性斜視) や輻輳障害(近いものを1点で見ることができない) などがあるとき。プリズムで鈍位を矯正したり、機能訓練を行う。症候性眼精疲労日や全身的な病気が原因となって起こり、なかでも眼精疲労が唯一の自覚症状となる緑内障のときもあるので注意が必要。

不等像性眼精疲労 不同視(左右の目のどちらかが極度の近視、または遠視)の場合に起こる眼精疲労。治療は屈折異常の弱いほうの日に合わせた眼鏡で矯正するが、左右の屈折率があまり異なると、網膜に映る像の大きさが違うために疲れてくることもある。

神経性眼精疲労 眼球そのものには異常がなく、神経症のために壊れてくるもの。とくに最近はパソコンやワープロなどを長時間使用して眼精疲労となるケースが増えている。ディスプレイとの距離や姿勢を矯正することが大切で、遠方を見たりして目を休めることなどは疲労を軽減するのに効果的。いずれの場合も治療は眼科医の指示に従って行ったほうがよい。
目のトラブルが急増している現代に現代人の目が疲労しやすい環境におかれていることがわかります。

ただれ目

症状

目のふち(まぶた) が赤くなり、ときには周囲の皮膚が赤くカサカサしてくるもので、眼瞼炎ともいう。ひどくなるとまつげが抜け落ちることもある慢性的な目の病気。アレルギー性の場合は激しいかゆみを伴う。

原因

細菌感染が偵困となって起きるものや、化粧品、薬などによるもの、ビタミン不足によるもの、体質からくるアレルギー性のものなど原因はさまざまである。

治療

医師の指導のもとに原因に応じて行われる。一般には抗生物質や副腎皮質ホルモンを含む軟膏を塗布することが多い。また、ビタミン不足の場合には、ビタミンB2やビタミンB6を服用する。

アレルギー性結膜炎

症状

感染性の結膜炎と違い、充血や目ヤニは軽い。しかし、出る涙の量が増えるにつれ、かゆみが激しくなる。とくに花粉や食べ物が原因となるときは、この症状がさらに激しくなる。
目薬や化粧品などを長期間使用してろ起こるアレルギー性結膜炎の場合は濾胞性結膜炎といって、まぶたの裏に魚卵のようなブツブツ(濾胞) ができ、目ヤニが多くなり、また、まぶたのまわりにしばしば接触性皮膚炎を伴うことがある。

治療

原因がはっきりしている場合は原因となるものの使用を一時中止したり、触れるのを避けることが大切である。目ヤニが多く出るときなどはとくに、日と目のまわりをいつも清潔にしておくことが肝心である