2015年 4月 の投稿一覧

尿路結石

尿のなかの成分が腎臓で固まって結石化するために起きる病気で、石のある部分に応じて腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石に分けられる。

症状

腎臓部、尿管部、膀胱部など、結石の存在部位と一致した場所の痛みと血尿、結石の排出などである。また腰や腎臓部の強い痛みがおさまると、しだいに鈍い痛みがあらわれる。

治療

鎮痛剤などで痛みを抑える一方で、利尿剤を用いて結石の排出をうながす。また胆石と同じく、レーザー光線や超音波などで結石を砕く方法もある。

尿道炎

尿道に炎症が起きる病気で、細菌性と非細菌性のものがある。細菌性の尿道炎のひとつが淋病であるが、ふつう尿道炎というと、淋病を含まない。

症状

うみの混ざった尿が出るのが特徴である。うみは薄い白色をしている。排尿時の痛みは軽く、排尿後、軽い不快感をおぼえる程度である。

原因

淋菌以外に尿道炎を起こす細菌としては、ブドウ球菌や連鎖球菌、大腸菌などがあり、非細菌性の原因としては、ウィルスやトリコモナス、クラミジアなどがある。おもに性交によって感染する。

治療

細菌性の尿道炎には起灸菌に適応した抗生物質が効果的だが、長期間の治療を必要とする。なお治療中は、性交や飲酒を控えなければならない。

淋病

症状

潜伏期間は男女ともに2~7日で、男性の場合、尿道にかゆみをおばえるとともに、排尿時に尿道から粘りのある分泌物が出る。病状が進むと、この分泌物に黄色いうみが混ざり、排尿時に痛みを感じたり、尿道口が赤くはれあがったりする。
女性の場合は黄色いおりものが出るが、俳尿時の痛みを訴えることは少ない。しかし放置すれば子宮内膜炎を併発して出血や下腹部痛があらわれた久骨盤腹膜炎の併発で発熱したりする。また膀胱炎を併発することも多い。

原因

淋菌によって起きる尿道炎で、梅毒と並ぶ代表的な性病である。おもに性交によって感染するが、うみがついた下着や手などから感染することもある。

治療

各種の抗生物質を7~10日間内服すれば治るが、性的パートナーといっしょに検査・治療を受ける。