2015年 1月 の投稿一覧

変形性頸椎症 頚椎椎間板変性症

症状

腕のほうに延びる神経が圧迫され、肩や味などに痛みが起こる。また、椎骨動脈が圧迫されるため、めまい、頭痛、耳鳴りなどを起こすことがある。

原因

中年を過ぎると、骨や軟骨が老化するため、椎間板がつぶれ、骨の丸みがなくなる。また、椎体の間のすきまが狭くなって神経根の通路である椎間孔や脊髄を入れる脊柱管が狭くなってくる。

治療

頸椎の牽引療法、ホットパックなどの温熱療法などがよい。痛みやしびれが激しいときは、鎮痛消炎剤、筋弛緩剤を使用する。このような治療でも症状が悪化するようであれば、精密検査をしたうえで、全身麻酔による手術が必要になってくる。

リンパ節腫脹

リンパ節はリンパ腺とも呼ばれ、全身の要所要所にあり、細菌類がからだに入ってくると、これを取り込んで食べて排除する働きのあるマクロファージ(食細胞)をたくさんもっている。正常な状態では、外からさわってもわからないが、たとえば、指に傷を負ってそこから細菌が侵入すると、それがからだじゅうに広がることを食い止めるため、わきの下にあるリンパ節がはれて、グリグリと触れるようになる。細菌に対し、リンパ球が抗体を生産して細菌と戦い、食細胞が細菌を食べて消化しようとする。
これが炎症の状態で、この部分に痛みが発生したり、赤くなって熱をもったりする。安静にしたり冷湿布などを行うが、抗生物質の服用も有効である。リンパ節がはれた場合、症状によってはほかの病気との識別がむずかしいこともあり、血液検査のほか、手術でリンパ節をひとつ摘出して初めて診断が可能になる場合もある。

筋弛緩剤を使用する。このような治療でも症状が悪化するようであれば、精密検査をしたうえで、全身麻酔による手術が必要になってくる。

亜急性甲状腺炎

症状と現任

甲状腺が徐々にはれて炎症を起こしたもので、体温が上昇してのどのあたりが熱くなる。首の前のあたりがはれて痛みだすが、皮膚が赤くなるようなことはない。甲状腺をさわってみるとかたくはれており、押すと耳に響くような痛みが走る。発熱は高熱の場合も微熱の場合もあり、さまざまである。原因はまだ不明である

検査と診断

血沈が著しく速くなり、血液中の甲状腺ホルモンを測定すると、一時的に増加するが、その後、減少する。

治療

原因がはっきりしないため、根治療法は確立されていないが、症状を軽くするために、まず安静にすることが必要。比較的重症の場合は、副腎皮質ホルモン剤を用いると、症状が軽くなる。